とある日のこと。
ふと、歴史を勉強しようかなぁという気になってきた。
それはきっと今私が考えていることも、歴史上の誰かしらは同じように悩んでいた、考えていたのでは…と身をもって痛感したから。
きっかけは山口周さんの本。
山口周さん、考え方が好き。
無理矢理ではなく、山口さんの切り口で人生をポジティブに捉えられるようになるところが好き。
ほとんどの著作を読むくらいの勢い。
さて、この哲学というもの。
私の人生には馴染みのあるもの。
厭世的であった高校、大学時代。
ホントに笑えるくらい、当時は捻くれてましたが、その背景にあったモノのひとつが哲学であった。
なぜ生きるのか、なぜ私はこうなのか?これからどうしたいのか?
そんな疑問や苛立ち(まぁいわゆる中2病?)の傍らにいつも横たわっていた、哲学。
でも、私はそこまで頭が働かないのか?やはり学問としての哲学の道には進む勇気がなかった。(ある意味ただの言い訳です)
ただ、普段生きる中では、すぐそばに哲学がいてくれる気はしていた。どこかで心の拠り所になるのでは、と期待していたのだと思う。
で、山口周さんの本を読み漁っていたら、この本と出くわしたわけです。
すると、あらまビックリ!とカジュアルに書けるほどスルスルと身体に染み渡る。
正直な感想として、私が哲学に惹かれる理由がこの本に書いてある!という感じです(何様?)
基本、登場人物のみなさま、もうこの世にはおりません。
が、直接的でなくても、あなたもしかして、同じこと考えていたんですかね…としみじみ思う節が多々あった。
今、この瞬間に自分が悩んでいること、自分がここにいることにとてつもなく孤独を感じることがあるけれど、なんてことはない、きっと過去の誰かも同じように考えていたのかも?と考えるだけで世界は広がる。
あ、歴史って大事なのだなぁと素直に思った。
勉強したくなってきたなぁ。