ひひひなひび

健康に、ごきげんに。

【音楽日記】ここにもいた、同じ心境のヒト〜エリオット・スミス〜

とある日のこと。

気分が鬱々として、とんでもなく落ち込む。

これはマズイマズイ…

 

そんな時、世界中誰もこんな気持ちはわかるハズがない…

私は孤独だ…

と思いがち。

 

でも、いるんですね〜世の中には(笑)

あれ?私と同じ?!って思えるヒトが。

 

私は彼のことは音楽を通してしか知らない。

けれども、どうしてだろうか?

彼の苦しみ、悲しみ…そんな平坦な言葉では表現できない気持ち…

きっとあったんだよね、と勝手に思いを馳せることができるのである。

彼の音楽がそう感じさせるのである。

 

久しぶりに彼の音楽を聴いたけど、声を大にして言うよ、私はあなたに救われたよ!と。

 

そんな彼はすでに天国にいる。

 

歴史や芸術に触れることの楽しさは、時空を超えて、え?私と同じこと感じてたの?みたいな出会いがあることかもしれない。

 

リアルタイムでも彼の音楽に励まされていたけど、当時は私はまだ青かった(笑)

今の方が彼の苦悩みたいな陰の重みを理解できる気がする。

 

どうか安らかに。

Figure 8 - YouTube

 

【読書日記】時には消化によい読書

とあるひ日のこと。

やはり、私は最近元気がない。

春ということもあるし、最近あった出来事も気持ちを暗くしていた。

 

それは仕方のないことだ、と最近は無駄に自分を上がることは諦め、しばらくは低空飛行を続ける。

 

さて、そんな時に読む本。

そんな時でも、本は読みたくなるので、それはいいことじゃないか、ととりあえず自分を励ますことからスタート(笑)

 

そして、ふとKindleライブラリから目に留まったのは、この本。

 

 

普段なら、最高の人生!って言われると、ちょっとウサン臭い…とスルーしていたかもしれないけど、これはKindle Unlimited 対象なので、どれどれ読んでみるか、となった。

 

すると良い意味で自己啓発本の辞書?的な役割を果たしていることに気がつく。

あまり余計な情報がなく、とりあえず簡潔にまとめてあるところが好印象。

(翻訳本にありがちな?著者の経験談や各種論文・研究結果の羅列も少ない)

 

全く普段から読書しない人にとっては、端的すぎて、もっと知りたい、という人には足らないかもしれない。

 

けど、そういやこの話をどこかで聞いたことあるな…?と以前の読書記憶を再認識するのには、とてもいい。昔の記憶を優しく掘り起こしつつも、今の感情をマイルドに中和してくれる。消化の良いおかゆのように染み渡っていくのだ。

 

改めて、本の種類もいろいろだなぁ、と思わされた。今の私には消化よく、静かに染み渡るこの本が効いている。

【読書日記】元気がない時は勝間さん!

とある日のこと。

とりあえず色々なことで、私は人生揺さぶられがちである。

性格として内省が非常に強いこともある。

 

別に揺さぶれること自体は悪いことじゃない、と思う。全く動じない人間というのも、しなやかさが足りない気もするからだ。

 

そんなキレイごとは心が思うことで、実際、気持ちが揺らぐとまぁ心と身体の体力をムダに消耗しがちになる。

 

そんな時のゆるやかなストッパー役なのが、勝間さんの本。

 

たくさん読んではいるけれど、とりあえず勝間本の効能としては、とにかく文体が大変わかりやすくサクサクと読めるので、身体に染み渡るのが早いのがいい。そして内容が理路整然としてさっぱりしている。

 

すると、そっかそっかーそうだよなぁと、自然とごちゃついた頭が一時的にだとしても、少し平静を取り戻すのである。簡単にいうと、手早く視野が広がり、自分に客観的になれるのである。

 

たくさんの勝間本の中でも、最近のお気に入りはこれ。とにかくサクッと100項目にまとまっているのが、なんとも単純明快で気持ちいい。

 

もちろん、各項目にんん?どゆこと?と思い、もっと深掘りしたい人はさらなる詳細本を読めばいい。

私の場合は、だいたい勝間本を読んでいるので、これを読むと、あぁそうだったなぁと勝間本の詳細を思い出すのに役立つ。そして、またより深く身体に染み渡る気がするのだ。

 

なんか元気ないなぁという時の私のひとつの処方箋である。

勝間さん、いつもありがとう。

PERFECT DAYSを観て

あなたは

PERFECT DAYS

と聞いて何を思い浮かべるだろうか?

 

もし、ん?映画のこと?と思ってまだ観ていないのであれば、ぜひ観てほしい。

え?ルー・リードじゃなくて?と思った方、もちろん観てほしい。

完璧な一日ってこと?なにそれ?って思った方ももちろん、ぜひ!

 

とにかく、色々と語り合いたくなる映画だ。

だから単純に多くの人にみて、語り合えたら、と思わずにはいられない。

 

少し前置きを話すと、ヴィム・ヴェンダース監督が大好きである。

けれど、私は長いこと、映画というものから遠ざかっていた。

ここ10年くらいは、人生がめまぐるしく大きく変わり、正直気持ちが映画というものまで及ばなかった。

まぁ要するに子育てやら仕事やらで余裕がなかった、と(笑)

 

私は映画マニアだとは言えないけれど、都内のミニシアターやオールナイトで映画を見たようなタイプで卒論も一応、題材は映画である。

それにも関わらず、もう青春の1ページ?くらいの過去のものに映画はなりつつあった。

 

が、実は少し前、母が教えてくれたのだ。

確かあなたの好きな監督が東京を題材にした映画が話題になってるよ、と言われ、え?ヴィム・ヴェンダース?!マジか?!と思った記憶がある。

 

それでもその時はスルーしてしまった、私。

もう映画館に何時間も拘束される?ような時間ないっすよ、私。

だって毎日、立ってご飯食べてるんですから(笑)

みたいに勝手にうーん多分見に行けないから、後で機会があったら(配信とかになったら)見ようかなーくらいに留めておいた。

 

でも、それでも、偶然は重なる。

北欧、暮らしの道具店のラジオ(第152夜)

【ラジオ|チャポンと行こう!】第152夜:ご飯づくりのスランプ期がやってきた……! 苦手な家事・整う家事トークしてみました - 北欧、暮らしの道具店

にて例の佐藤店長が PERFECT DAYSについて、

「私が今観たかったのはこういう映画なんだよね」

という一言。

もうこれは観ずにはいられない、という衝動に近いようなものが走る。

映画の詳細は、佐藤店長はおっしゃっていなかったが、その一言にぐぐっと惹きつけられた。

 

 

さて。肝心の感想。

 

まず、タイトルが本当に意味深い。

映画で描かれているのは、主人公の人生(日々)だけど、ある意味、これって本当にパーフェクトだよな、と率直に思った。

そして、自分の日々についても、ある意味でパーフェクトだよな、と。

そう人生はある意味で、すでに満ち足りているものなのだ、と。

 

確かに平山の日々を個別にかいつまんでみると、ちょっと悲しい、心痛むこともある。少し嫌な言い方かもしれないが、わかりやすい言葉で言うならば、「かわいそう」と思う瞬間もある。

でも、100%悲しいのか?そこに希望はないのか?というと、そんなことはないんだよね。

 

ここは映画をご覧いただきたい、まさにおすすめポイント?ではあるのだけど、とても映画を観ていると希望も多い、というのが素直な感想だ。

そう、一見「かわいそう」かもしれないが、その人それぞれ希望があり、それを感じさせてくれる瞬間が人生にはある。

そう、だからそれは平山だけでなく、あなたも、私も、なのですよ、と監督が優しく語りかけてくれるよな気がして、少し泣きそうになった。

その眼差しが温かい。

 

大好きな監督から久々に手紙をもらったような気分になる。

ありがとう、監督。

私は監督からもらった、この感覚、この気持ちをずっと心に留めて生きていきたい。

 

※ぜひ予備情報はなく、観てほしいけれど、一応。

www.perfectdays-movie.jp

 

 

足りないのは静寂

とある日のこと。

 

やはり自分にとって自由になるのは、朝かなぁと思い、朝活に磨きをかけるべく?いろいろとリサーチしていると出会った本。

 

朝活本(というジャンルにまとめていいかわからないけど)は実は何冊か読んできているので、正直おおぉ!みたいな目新しい情報は無し、ではある。ここは想定内。けれど、シンプルなやり方なので多くの人には響くかもしれない。

 

私がなるほど!と思ったのは、

1.まず運動習慣から変えた

2.静寂を感じる

の2つ。

 

著者が人生のどん底にいた時、友人に勧められて、えいや!とランニングを開始する。しかもランニングなんて大嫌い中の大嫌いなのに。

 

現状を変えたければ行動しかない、とかよく言うけれど、じゃあ何をすれば?と迷うこともある。

 

とりあえず朝走ってみよう!というのは、唐突かもしれないけど、ジワジワと来る、というのがわかる気がするのだ。

 

別の本、運動脳にもあるけれど、多分、それが著者の朝活の起爆剤になった気がする。そこはマネする価値はありそう。

 

二つ目の静寂。これは瞑想的や祈りのことらしい。けれど、私は挫折してるんです(笑)

 

朝、瞑想っていいとは思うんだけど、もう雑念が多すぎて、瞑想?になってるのか?というね…もうやる意味あるのかな、と。諦めてしまっていた。

※実際、別の本でもあったけれど、瞑想は本当に極めるとすごく難しいらしく、その効果を得るのは訓練?まさに修行?が必要…で素人には向かない、と読んだことある。

 

けれど、これを読んで、アレ?と思う。確かに瞑想は難しいかもしれない。けれど、どうして完璧な瞑想を目指す必要があるのか?と。

ただ静寂を味わう、ではダメなのだろうか?と。

 

なぜなら、私の生活はノイズに満ち溢れているから(笑)つまりまぁ一日中ドタバタ、ガチャガチャしておるのだ。

 

そこに静寂は必要なのでは?と直感的に思ったのだ。喉が渇いたら水を飲む、それを疑うことはないように、静かな時間が私には必要なのでは?と。

 

それではさっそく試してみよう!

 

 

 

たまには予定をキャンセルしてみる

とある日のこと。

 

例のこどく、時間の使い方を見直していると(私の場合、ずっと見直し中、という感じで、そこが笑えるのだけど…)、ふと自分のカレンダーを見てみると、本当に自由な日、もっというと日というよりかは時間というのは少ない、と改めて思う。

 

そこで、ふとカレンダーを見ながら、この予定ってホントに大事かな?と思う瞬間があった。それはまさにピン!と音がなるような、自分の中からの素朴な、純粋な疑問であった。

 

それを計画した時は、これは予定を入れとこ!と思った、つまり価値のあるものだった。

が、時間の使い方をいろいろ考えていると、どう考えても全部やることはムリだ、と次第に理解するようになる。

 

そこで、思い切ってその予定をキャンセルすることにした。

まわりにキャンセルを伝えた時はやはり心がちょっと痛んだ。

 

でもおかげさまで、他のことを選択して、他のことが出来たのである。満足である。

そう、正直なところ、そちらの方が優先度が高かったということ。

 

人生はトレードオフ

とは、昔から知っていた言葉。

だけど、昔はわかっていなかったと思う。

最近、その意味をやっと理解し、それを行動できるようになってきたかな?と思う。

まだ試行錯誤の日々だけど。

 

人生はトレードオフ的思考な教科書。

何度も読み返している本。

 

 

インターネットラジオを聴く

とある日のこと。

 

久しぶりにインターネットラジオを再開してみた。

 

いつもは耳はKindle→Alexa読み上げ機能で、だいたい耳読している。

 

が、たまに人のリアルな声というか、そういうモノが聴きたくなる。

はい、そうそう、いわゆるラジオ的なもの。あまり予定調和のない、いいライブ感のあるもの。

昔は実際、朝はJ-WAVEを聴く、というのが定番だったなぁ。

昔から結局私は、聴く、ことが好きなんだよね。

 

ただ正直、このジャンルは温度感が合わないと聴く気になれない難しいジャンルだなぁと思っている。

雑談や単なるおしゃべり、とも取れるから、当たり前だけど、フィットするか否かは一瞬で感じる。なんか違うと思うと、一瞬でチャンネルを変えたくなる。

 

その時のタイムリーな気分に合うモノが求められるからだろう。それゆえ、その時の気分に合わないと聴くモノが無くなる…そして聴かなくなる…のかもしれない。

 

最近、また聴き入っているのがこちら。

少し前に聴いて、また聴かない時期もあったけれど(笑)最近聴いたら、いろいろとピンとくるモノがあった。

北欧、暮らしの道具店、です!

【ラジオ|チャポンと行こう!】第152夜:ご飯づくりのスランプ期がやってきた……! 苦手な家事・整う家事トークしてみました - 北欧、暮らしの道具店

 

やはり普段読む本と違うのは、結論がはっきりとはわからないこと。結論的なものがないこともある、こと。曖昧さがある。

 

聴いてると、どういう結論かわからない。

そのわかりにくさが魅力なのかも、と思う。

 

その余白を味わいたい時、私は聴くのかもしれない、と思った。