ひひひなひび

健康に、ごきげんに。

砂のような、生活

とある日のこと。

 

ふと時々人生を俯瞰して考え、思考の海にドボンと浮くような、溺れるような時がある。

 

そんな時に今の生活って…砂みたいだなと。

 

それはポジティブなのか、ネガティブなのかよくわからない。が、多分ちょっとネガティブ、だけど希望も失いたくない、みたいな…なんとも微妙な感じなのである。

 

 

今の生活は…きっとある意味で幸せではある。けど、主観的にはどうなんだろう。幸せだけど、〇〇…みたいな、ちょっと続きがありそうな感じ、である。そこに何が言いたいのか?まだ自分としても言語化が難しい。

 

なんとも今はいろいろなことをやっていて、いろいろなところに力が分散され、自分がどこの方向へ向かい、何のために頑張っているのか見え辛いからであろう。平たくいうと、いろいろ中途半端なのだ。何をやっても中途半端。それは永遠ではないかもしれないが、少なくとも今はそんな人生の時間帯、なのである。

 

今日も一日のんびりしてました、という訳ではなく、いろいろやったんですよ。けど、ふと振り返ると砂のように、握ったつもりでも掴みどころなく、さーっと手のひらから流れてしまうような。なんだか確かさ、がない。まるで何もないような。日々刻々と滝が流れる中、私は何を積み重ねているのだろうか…。そう、何か築いたとしても、砂はすぐに崩れ去ってしまう脆さがある。

 

でも、本当に何も無いわけでもないんだよね、とも思う。手から流れ落ちたとしても、きっと地面には砂はある。風で飛ばされたとしても、どこかにいる。舞ってさえいる。そして、少量かと思っていても、砂は砂浜のように連なれば、人が歩くことを困難にさせるほどの圧というか、力はある。

 

そう、だから、砂の生活。消え入りそうで、いや確かに存在してるよ、という綱引きのような世界。

 

いつかもっといい表現、気付きが出来たら、と思い、この日々を考察し続けている。